パルスシェープ

これはレーザー光線の出力特性を変更する機能です。この機能により、従来のレーザー溶接作業に比較すると、より効率の良い作業が行えます。例えばこの機能を使用すれば、レーザー溶接による金属の歪みを抑えたり、金属の飛び散りを抑えたりすることができます。

下記にそれぞれのパルスシェープ機能が説明されていますのでご参考にしてください。下記の図の縦軸はレーザーのエネルギーを表し、横軸はレーザーの照射時間を表します。

一発のレーザー光線を千分の一単位で制御し、始めに強いエネルギーを加え後から弱く、等と言う風にレーザー光線エネルギーのコントロールをするのがパルスシェープ機能です。

ベーシック
ベーシック ベーシックタイプは万能の波形です。
まずはこれでレーザー溶接機に慣れていただき、パラメーターセッティングの加減を理解していただきます。
スパイク
スパイク シルバーや銅、真ちゅう等の熱伝導率が高くて、レーザー光線の反射率が高い金属に対してはこのスパイクを用います。
このような金属は最初に強いエネルギーを加えることにより、後のエネルギーの吸収率が格段に高まります。そこでこのような波形のレーザーを照射すると効率の良い溶接ができるというわけです。
ランプダウン
ランプダウン 強い熱を急に加え急に冷やすことにより金属の熱収縮は起こります。そこでこのように徐々にエネルギーを落とす波形のレーザーを照射すると熱による金属の収縮を抑えることができます。
ランプアップ
ライカ 合金は急に熱を加えるとスパッタ飛び散りを起こすので、このように徐々に熱を加える波形を選びスパッタを抑えます。
ピラミッド
ピラミッド チタン合金等熱による悪影響を受けやすい金属には、このように徐々にエネルギーを与え、徐々にエネルギーを引くようにします。
プレ・パルス
プレ・パルス ペイントやオイルが金属表面にのっている場合にはまず最初のレーザーでそれらを飛ばし、後のレーザー光線で溶接を行います。
バースト
バースト 熱の影響を受けやすい金属に対し、溶接深度を深めたい際にはこのバーストプロファイルを使用します。

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